Zenitar 16mm f2.8 使ってみた
Zenitar 16mm f2.8 使ってみた
通販で買ったロシア製魚眼レンズ Zenitar 16mm f2.8 Fisheye をペンタックス k-m で使ってみた。ブランド品のように前玉リングに MADE IN RUSSIA MC ZENITAR-K2,8/16 とハデに白色大文字で刻印されている。魚眼レンズなのでさすが前玉が大きい。
Zenitar Fisheye は M42 マウントのレンズだが、「ペンタックス用」を注文したらあらかじめKマウントがレンズにネジ止めされているレンズが到着した。そんなわけで、普通のペンタックス用レンズと同じようにKマウントに取り付けて使えるのはありがたい。ただし、ペンタクス以外のカメラに装着するのは面倒そうだ。
レンズキャップは円筒形ではなく、レンズフードにかみ合うように取り付けるようになっている。はずれやすいので別の深いレンズキャップが必要だ。
マニュアルレンズだが k-m に4つの設定をすれば使える。
- MF(マニュアルフォーカス)モード
- 焦点距離入力:15mm (16mm がないので近傍値)
- レンズリング:使用許可
- モード:AV 絞り優先
レンズの「絞りリング」を適切な値にセットすれば、あとはカメラが測光して適切なシャッター速度を自動選択してくれる。
ピント合わせは、3mより遠い距離は∞でOKだ。それより近い距離の場合、適当に距離リングを回すとピントが合ったところで「ピピッ」と電子音とファインファー内のランプで教えてくれるので、あとはシャッターを押すだけだ。
Zeniter の広角16mmの画像は水平角度で約120度で、対角魚眼特有の歪みがある。
■トイカメラ・テイスト
写真の下手さを棚に上げて言わせてもらうと、画像品質は日本製レンズにくらべていまいちだ。
- 写真画像はシャープさに欠ける。
- 写真全体にうっすらと霞のようなボケがかかる。
- 逆光に弱い。(光量のダイナミックレンジがせまい?)
- 輝く物にはフレアが出る。
言ってしまえばトイカメラ風なチープな味だがおもしろい!
ネットで検索するとロシア製レンズではいい部類らしいので後日設定をいろいろ試してみる予定。
フレアもフォトレタッチでなんとかなりそうだ。
■フィルムカメラで使う
ペンタックス MZ-7 という古いフィルムカメラで Zenitar Fisheye を使ってみた。
k-m のデジカメの写真では水平角度で約120度だったが、MZ-7 では約150度に広がりひずみも大きくなっておもしろい!
たのしそうなレンズだ!