単行本:HPウェイ

単行本:HPウェイ
今や世界最大のパソコン会社となったヒューレットパッカード社が1939年シリコンバレーのガレージで創業してから1995年までのデービット・パッカード氏の回顧録本だ。

HPウェイ - シリコンバレーの夜明け (日経ビジネス人文庫)

HPウェイ - シリコンバレーの夜明け (日経ビジネス人文庫)

http://www.jowcorp.jp/dokusyo/045.html

著者の創業者の1人デービット・パッカードがスタンフォード大学でビル・ヒューレットと出会った。2人の若き技術者がHPをベンチャー創業して試行錯誤を繰り返しながら理化学計測機や無線関係機器などの開発ビジネスを発展させてグローバルな企業に成長させた。
シリコンバレーのガレージで起業したベンチャー企業のサクセスストーリーとして有名なHP社の創業から1995年までのストーリーだ。スタンフォード学生の若きパッカード氏、ヒューレット氏をはじめ創業当時のスタッフたちの不安と希望のなかで奮闘する姿がつづられている。
またパッカード氏はその後1969年から71年まで米国国防副長官に推薦されて歴任している。ペンタゴンではHP流管理方針を適用したようだ。

HP社の「人間と社会に貢献する」という経営ポリシーを創業者が自らが書いた読み応えのある本だ。