2007-12-14 「花神」を読書中 「花神」を読書中 司馬遼太郎の「花神」(かしん)を読んでいるがおもしろい。学校の歴史教科書では決してわからない幕末/明治維新のようすが主人公大村益次郎(医師、蘭学者、西洋戦術所翻訳者、長州藩軍司令官、明治政府の軍)をとおして作者の深い時代考察・人間考証と、軽妙な文章から浮かび上がる。おどろいたことなど・・・明治天皇の先代の孝明天皇は佐幕派だった、ペリーの黒船来航による開国は「アヘン戦争がやってきた」という強い危機感を国中に抱かせた、長州でなぜ攘夷論が沸騰した?・・・これを読むと日本の明治維新という革命の意味が良くわかる。おすすめできる本だ。