Makers Fair 2014 に行く

Maker Fair 2014 に行く

今年もお台場で開催された Maker Fair に行って来ました。

Makers Fair 2014

午後1時ごろに東京ビッグサイトの開場へ入ったが、初日から開場は大混雑でごったがえしていた。会場は広いホールなのだが、入場者がどんどん増えるので出展作品を見るのも人を掻き分けて進む体力が勝負だ。DIY系イベントの開場は熱気にあふれていた。

わたし的に面白かった物をいくつかメモしておく。
■村本工務店:全天空パノラマビデオ撮影機材(カメラマウント)




カメラマウントは3Dプリンターで作成したそうだ。
わたしも静止写真の360度パノラマ写真をやっているが、自作マウントで撮ったビデオをステッチするのはどうやるんだろう?

■O'Baka Project:ラズパイ16個+USBカメラ32台のマルチカメラ



ラズパイでの並列コンピューティングできるのは知っていたが、今まで実際に見たシステムでは最大級だ。

■CPUを使わない計算機
マイクロリレーをプリント基板に整然と並べて半田付けしてある。近寄ると計算中でリレーのガシャガシャという音がうるさい。基板上のLED文字は3.14 と表示しているので円周率を出しているようだ。大昔の高校や大学の文化祭では、リレー式計算機はよくあったが、久しぶりに現代版を拝見した。作った方の熱意に拍手!


■名刺おみくじ 阿蘇ラクリ研究所
大きな箱に名刺を入れると、ローラーベルトで中をゆっくり移動し、適当なところで止まって大吉〜大凶までの運勢をスタンププリントする機械だ。ケースが透明アクリル製なので、自分の占い運命がプリントされるプロセスが見えるのがおもしろい。回転寿司のようなたのしさと占いのワクワク感がいい。

占いについての「いいね」ボタンも大きな金属箱で重厚長大だった。

神社のおみくじのメカトロ化なのだが、わざと大きく見える化すると「昭和レトロ感」が出ていい。この「昭和のいいねボタン」も好評だった。

■ごみキャッチごみ箱?
ゴミ箱の下にモーター+車輪が付いている。紙を丸めた紙くずを空中に放り投げると、モーションセンサーが発見し、落下位置を計算してゴミ箱を着地点に移動させてキャッチする。作者は調子悪い・・・と言って見せてくれた。4回やって4回とも惜しくもキャッチできなかったが、見学者は盛り上がっていた。どうも展示会場ではWi-Fi電波の混信がひどかったのが原因なのだろう? でもいいね!

実用的な作品から、おもしろ系作品まで4時間じっくり見た。
今年は教育系も面白そうで、親子で楽しんでいる感じがよかった。キッズのワークショップたのしそうだった

そのほか、明和電機やデーリーポータルZもよかった。今年はドローンやAR系などのハイテク系が減って、アクセサリーやアート系が増えたような気がする。