電子出版EXPOに行く

電子出版EXPOに行く
お台場の東京ビックサイトで開催中の

第15回国際電子出版EXPO
を見学してきた。今年はアップルの iPad2、シャープのガラパゴス、ドコモのGALAXY Tab・・・などが日本で発売されて、これからは電子ブックで本を読む時代がようやく始まったようだ。
それにしても電子ブック関係の展示会場は人ごみの混雑と熱気で盛り上がっていた。さまざまな業種からの市場参入があり、従来の出版業や印刷、流通業通からケータイ通信会社やネットの楽天なども出店していて、今まさに発展する電子本業界の戦国時代なんだなと感じた。

展示会場の入場登録カウンターはどこも行列だ。

展示会場を入ったばかりの場所は特に混雑していた。

そうか!auも LISMO で電子コンテンツを売ってた。

東京国際ブックフェア」も会場がつながっているので見学。

こちらは伝統的な紙の本だが、こちらのコーナーではホッとするのはなぜだろう。リアルの紙本の質感に引かれるわたしに気づいた。

意外だったのは「東京国際ブックフェア」の展示会場に宗教団体や世界各国の出展があったことだ。キリスト教の「聖書」も出店していたが、サウジアラビア国のコーナーが一番印象深かった。

ナツメヤシのお菓子をいただいて石油やイスラム文化のお話を聞いた。さりげなくガラスケースに展示してあったコーランはとてもきれいな装丁でイスラム文化の奥深さを感じた。

宗教の聖典はやはり紙の本で読むものなのだろう。
電子本がこれからどんな紆余曲折があって文化を伝える手段になっているのかたのしみだ。

電子ブックの時代になったら、ブックオフやレガシーな古本屋さんが衰退して、新刊本ばかりの書店では見つからない本をゆっくり立ち読みできなくなるわたしがかわいそう・・・と思いやった。