米原万理ワールド
米原万理ワールド
3月ごろに本屋の店頭で米原万理の文庫本に出会った。書棚の著者名あいうえお順分類の「よ」で、(そのころ読んでいた)吉村昭と米原万理の本がすぐ近くにあったというまったくの偶然で手に取ったのだった。
- 作者: 米原万里
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/02/15
- メディア: 文庫
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エッセイの書かれた時期がペレストロイカやソ連崩壊の激動の時期だったこともあり、当時のロシア国内の混乱の様子や、ゴルバチョフやエリツィンの素顔についても興味深く読んだ。
惜しくも米原万理は2006年のガンのため亡くなられた。
米原万理@ウィキペディア
日本人にとってロシアは近くて遠い国だが、ロシアの庶民生活はのんびりしているようだ。とくにウォッカの小咄はロシア人の国民性がわかっておもしろい。また同時通訳者のおしごとを舞台裏からのぞいたエッセイもおもしろおかしい。ロシアについて学ぶべきことがあることを教えてくれる本でもある。