GPS サイクルコンピュータ使ってみた
GPS サイクルコンピュータ使ってみた
2年前から電動自転車「エナクル」に乗っている。
入手した頃、この電動自転車のバッテリーの能力や使い心地を調べた。スピードメーターや距離計が付いていないので、オプション部品の「サイクルコンピュータ」というもの付けることにした。ところが、「エナクル」はタイヤやフレームの規格/サイズが一般自転車とちがうので、持っていた CATSEYE 社の製品はそのまま使えないことがわかった。
現在市販のサイクルコンピュータは、自転車の車輪スポークに取り付けた磁石を磁器センサーで感知することで、走行距離や時速をメーターに表示する装置だ。エナクル用に磁器センサーの固定用ブラケットを別途に製作すれば使えるのだが、やめた。
■ GPS サイクルコンピュータ
その後「GPS サイクルコンピュータ」という便利な物を発見した。
ハンディーGPSを自転車用GPSにリメークしたような装置だ。
ハンディーGPS 入門
http://whzat.dyns.net/shoko3/eTrexLegend/
ハンディーGPSは、郊外や山岳渓谷ならともかく都会ではGPS精度が悪すぎて使い物にならなかったのだが・・・ダメモトでこの「自転車用GPS」というデバイスを試してみた。結局、GPS サイクルコンピュータは問題なく使えて実用的な製品とわかった。
BG-728 MERCURY 100 自転車用電子コンパス内蔵GPSロガー
http://www.gpsdgps.com/product/pr_bg-728.htm
[rakuten:pda:10002130:detail]
たかがママチャリのスピードメータと距離計に1万円以上もかけるのはおばかさんだが、GPSで走行ログが取れるので帰宅後もグーグルマップで楽しめるのがいい。地図上で新ルートや最短ルートをみつけるのに威力を発揮する。
● 特徴と感想
この製品は基本的にハンディGPSと仕組みは同じで、GPS衛星の電波を受信して緯度/経度を計測する。ちがっているところは、
・製品本体は iPod サイズで軽くて小さい。
・GPS感度は良好で車や電車の車内でも問題なく使える。
・加速センサーのおかげか?地下鉄でも少しログできた。
・加速センサーを搭載していてレスポンスは悪くない。
・スピード、積算距離、走行時間等をデジタル表示する。
・現在位置は地図表示できない。
・通過地点のGPSデータ(緯度/経度)を記録できる。
・電源は内蔵の充電式バッテリーでUSBで充電可能。
・GPSデータの転送はUSBケーブルでできる。
・付属ソフトでGPSデータをGoogle Maps の地図上に表示できる。
・バッテリーの消耗は少ない。
・日本語説明書付だがわかりにくい。英語版ほしいよ!!
後知恵だが高度計付きにすればよかった。
使ってみると自動車用GPSより精度は落ちるが、サイクルコンピュータとしてな問題なく使えた。速度と走行距離は問題なく計測できた。またGPSロガーにもなっているので、帰宅後にパソコンに接続すると地図に走行経路を自動表示してくれるのは便利だ。
iPhone3G にもGPSアプリがあるが、通信料金がかかるのと電池の消耗が激しいので実用にならなかった。
■ 電動自転車にはスピードメーターを
電動自転車はバッテリー・パワーを効率的に利用することで、走行距離を伸ばすことができる。モーター走行時に速度を低めにして走れば消費電力を節約できるので、その分距離を伸ばせるわけだ。
電動自転車では、GPS付でなくとも簡単な速度計は必要だと思った。